じゃがいもの芽は毒!?取り方は??食べても大丈夫なの??
最近、スーパーなどで新じゃがを見るようになりました~
もう春もすぐそこって感じですね♪
でもじゃがいもって、
「安売りしてる~♪ヽ(*´∀`)ノ」って思って、大量に買ってきて置いておくと、
いつの間にか芽が生えてしまってたりしますよね~??
よく昔から、じゃがいもの芽には毒がある。
とは言われてますが・・・
芽が生えたら、もう食べられないの?
芽を取れば、食べても大丈夫なの?
どんな取り方をすれば安心して食べられるの?
意外と知らないことって多いものです・・・
ちゃんと教えてもらえたらいいんですけどね・・・(o´д`o)=3
なので、実は知っているようで知らない、
じゃがいもの芽の世界、お教えします!!
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じゃがいもの芽ってどれくらいの毒なの?
はっきり言って、
じゃがいもの芽の毒は・・・侮っちゃいけません!!
あんなに小さな芽でも大量に摂取すれば、死んじゃうことも!!(゚Д゚||)
えぇ~と、詳しく説明しますと・・・
じゃがいもの芽には、
ポテトグリコアルカロイド(ソラニンとチャコニン)という成分が含まれています。
これは天然の毒素で、神経性の毒なんですが、
この毒の作用は、あの「サリン」ととても似ている、
というから恐ろしいんですよ~~(゚ロ゚;)
ちなみにこのアルカロイド、市販されているものなら
約100gのじゃがいもに、平均して約7.5mg含まれています。
しかし、
じゃがいもに傷がついたり、光が当たったりすると、
このアルカロイドが増えて、どんどん緑色になるんです。
しばらく放置しておいたじゃがいもや、
芽の生えてきたじゃがいもで、
表面が緑色になってるのを、一度は目にしたことないですか~?
実はあの緑色のじゃがいもも、
たっぷり毒を持っているので要注意なんですよ!!!
なにせ、緑色になった部分のアルカロイドは
100gあたり、約100mg前後にもなってしまうんですから!!(゚ロ゚ノ)ノ
でも、アルカロイドが含まれているのは、
ほとんど皮の部分なので、皮をむいてしまえば大丈夫なんですけどね。
そして、
成人(約50kgの人)が中毒をおこし、最悪の場合、
死んでしまう量とされているのが、150mg~350mgと言われています。
なので、緑色になったじゃがいもを
皮もむかずに2個食べてしまえば、中毒をおこしてしまう計算になりますね。
でももっと怖いことに、
芽の部分になると、緑色のじゃがいもよりも多い、
200mg~400mgのアルカロイドが含まれているので、
1個食べれば、それだけで中毒をおこしてしまうんです!
というか、芽だけを食べたら完全に毒ですが・・・∑(; ̄□ ̄A
なんかこうやって見ていくと、
じゃがいもがすごい恐ろしいものに思えてくるかもしれません・・・
実際に、私も怖くなりました~(汗)
でも大丈夫ですよ!
芽も生えてなくて、緑色になっていない普通のじゃがいもなら、
皮ごと2kgを一度に食べなければ、中毒にはならないので安心してください!!
まぁ~、いくらじゃがいも好きといっても、
一度にこの量を食べる人はいないと思いますけど・・・
しかし、もし中毒をおこした場合、
食後数分~数時間経つと、
・腹痛
・吐き気
・嘔吐
・下痢
・めまい
・頭痛
・眠気
このような症状が現れます。
もし中毒症状と分かったら、大量の水か牛乳を飲むといいですよ!
でも、自己判断せずに病院に行って診てもらうのが一番ですけどね。
それなら食べるときや、取り方はどうすればいい?
アルカロイドの怖さを知ると、
芽が生えていたり、緑色になったじゃがいもは
食べたくなくなる人もいると思いますが・・・
はっきり言って、
芽が生えていたって、緑色になっていたって、食べられるんです。
でも、ちゃんとした取り方をしないと
中毒をおこしてしまうので、それはそれで注意が必要ですが・・・
なので、取り方を書いていきますね。
芽の生えたじゃがいもの場合は、
毒が一番多いのは芽の付け根辺りなので、
まずは芽をポキッ!と折ってから、
芽の生えていたところを、包丁やピーラーの横の部分で
深く、えぐり取ってください(o ̄∀ ̄)ノ
もう、これでもかっ!っていうぐらい。
そして、緑色になったじゃがいもの場合は、
緑色になっている部分(特に皮)が毒なので、
緑色がなくなるまで、ひたすら皮をむいてください(o ̄∀ ̄)ノ
かなり小さくなるかもしれませんが・・・(汗)
(でもあまりに、中心部まで緑色になっているようなら、
諦めてください!食べない方が安全です!)
これらをすれば、アルカロイドはほとんどなくなるので、
安心して食べることができますよ~
ただ、芽の生えたじゃがいもも、緑色になったじゃがいもも
あまりおいしくはないですが・・・
ちなみに、アルカロイドは、
かなりの高温で熱処理しないと、分解はされないので、
調理するときは、必ず芽を取り、付け根を深くえぐって、
皮を厚くむいてから、調理してくださいね!!!
芽を生えさせないために・緑色にさせないための保存方法
一番はじゃがいもを買ったら、早く食べること!!
これに越したことはないですね~
でもなかなかそうはいきませんので・・・
・日光(照明)などの光が当たらない、暗い場所に置いておく
(ダンボールに入れて蓋をして、持ち手の穴のところも塞ぐ、など)
・気温の低い場所に置いておく
これらを守って保存すると、いいですよ。
もしくは、じゃがいもが新鮮なうちに
茹でる・蒸す・レンジでチン!のいずれかで加熱してから
つぶして、小分けにして冷凍しておけば、
いつでも使えるのでいいですね♪
ただ、生のままで冷凍すると、
解凍するときに水分が抜けてしまって、
スカスカで、おいしくないじゃがいもになっちゃうので、
やらないでくださいね~
芽が生えても、緑色になっても、
もったいないから食べる!!
という日本人の「もったいない」精神は素晴らしいですよね~
でも、ちゃんとした知識だけは持っていないと、
それが逆効果になってしまうんだな・・・
と、家族の料理を作るママさんは、責任重大なんだということを
思い知らされた気がします~(汗)
しかし、
芽の生えた&緑色になったじゃがいもを食べなくても、
有効に活用できる方法がないものか・・・
また調べてみます~o(`・ω・´)○
記事下
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